第41章 ビーチといえば…?
「蛍、悪いんだけどこれ計算して貰っても良い?
平均値を求めたいの。
割り切れなかったら少数第2位を四捨五入して」
「はいはい」
計算は蛍に任せ、軽く伸びをする。
「全部3.2になったけど」
「ありがとう。
同じ数値なんだ、なら良し。
チーム分け出来ましたー!」
大人は居らず、誰に声をかけたら良いのか分からないのでとりあえず全体に向けて声を発する。
その声を聞き、部員全員が私の周りに集合する。
こう見ても圧巻だな。
迫力が凄い。
仁花が怯えるのも無理はない。
「チームは全6チーム、6人編成です。
ビブスがないんで、とりあえず色で分けますね。
【黒】
影山、福永、花巻、犬岡、芝山、緑下。
【赤】
孤爪、木兎、澤村、金田一、渡、尾長。
【青】
赤葦、東峰、海、山口、西谷、松川。
【黄】
及川、山本、猿杙、日向、夜久、木下。
【白】
菅原、岩泉、木葉、灰羽、小見、成田。
【緑】
矢巾、田中、国見、黒尾、月島、鷲尾。
各チームセッターがリーダーです。
それと能力平均値はどのチームも同じにしてあります」