第41章 ビーチといえば…?
まぁ、とりあえず考えるか。
「はい!」
「なんだ?日向」
「海で泳げたりするんですか?」
「する訳ねーだろ、ボケ日向が」
影山が毒を吐く。
「知らん。
そこら辺は柏木に任せる」
「考えている間なら大丈夫だよ」
「よっしゃ!」
海岸まで歩いて移動する。
到着するなり海へと入る者、体力を温存する者、様々だ。
私はこの間にチーム分けを考える。
簡単なデータなら頭に入っているし大丈夫だろう。
まずはポジションごと、セッターから分けて行く。
次にエーススパイカー、ウィングスパイカー、ミドルブロッカー、リベロの順にあえて相性が良くない人同士を組み合わせる。
「とりあえずこれで良いかな」
出来上がった表を見て頷く。
「ふーん、もう出来たんだ」
「わっ…驚かさないでよ」
「勝手に驚いたのはそっちでしょ」