第41章 ビーチといえば…?
しばらくして臨時ミーティングで抜けた主将・副主将が体育館に戻って来た。
後ろを歩く監督やコーチ勢もなかなかの笑顔だ。
一体何を話したのか。
知りたいような、知りたくないような。
「「「集合ー」」」
それぞれのキャプテン(代理も含む)が呼びかける。
私は一応烏野の集合に応じた。
「えー、午後から海で練習することになった。
組み分けは全チーム混合だ」
海で…ってまさか。
「足腰の強化と体力アップ、個々の能力アップも望めるもんだ。
前に柏木の提案したな。
よってチーム分けは柏木に任せるし、練習に俺ら大人は口を出さない。
各チームのリーダーが指示を出せ。
以上だ」
そんなムチャクチャな。
「質問良いですか?」
「おう、良いぞ」
「チームの人数分かりますか?」
「今回生川と森然はパスだそうだ。
体育館で通常通りの練習をする。
つまり参加人数は36!」
だから1チームの人数を聞いてるんですけど。