第38章 バレー部
その後、生川高校と森然高校が到着する。
その2校の体育館への案内を終え、再び校門へと向かった。
校門から体育館へは何気に距離がある。
中学時代、1度だけやった女子バレー部のゆっくりなロードワークを思い出す。
果てしなく面倒くさい上に疲れる。
ハイペースに慣れてるから、このゆっくりなペースは逆に疲れるんだ。
そして、音駒高校が到着する。
「おはようございます」
「「「おはざーす」」」
「疲れてるみたいだけど…」
「ちょっとね」
流石は研磨くん、よく見てる。
「よぉ、彼女ちゃん。
相変わらず釣れない顔してるねぇ」
「余計なお世話です。
夜久さん、おはようございます」
「あぁ、おはよう」
「うちのマネージャーが増えたんですけど。
私だけではフォローしきれないと思うので、その時は…」
「あぁ、良いよ。
でもなんで俺に言うんだ?
そういうことは主将の黒尾に…」