第38章 バレー部
「あ。
そういえば新しいマネージャーが入ったんですけど、まだ色々と不慣れみたいで。
私も出来る限りフォローするつもりですが、もし何かあったらその時はフォローお願いします」
仁花の正式入部が決まったんだった。
「あぁ。
波瑠さんにはいつもお世話になってるからね。
そのくらいなんてことないよ」
「助かります」
極力一緒に居るつもりだけど、ずっと一緒には流石に不可能。
だから何かあった時用に頼りになる人に言っておく必要があるのだ。
「澤村先輩、梟谷学園高校到着しました。
あと宜しくお願いします」
そしてまた校門へと戻る。
一体何往復するんだろうな、これ。
今頃になって出迎えの大変さを思い知る。