• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第27章 狼


勢いを相殺して打たれたそれは、木に引っ掛かっていたボールにコツンと当たり、2つ共転がるように落ちて来た。


「うはぁっ、すっげー‼︎」


落ちて来たそれを器用に2つ共キャッチすると、目を輝かせた日向。


「っ…」


やば…!


当の私はというと着地の拍子に少しバランスを崩してしまう。


「そんなんじゃ全然締まらないんだけど」


「ごめん、ありがとう」


助かった。


「朝練始まるから急がないと」


これ以上居ると日向に捕まりそうで。


なんとなくだけど、身の危険を感じたから。


蛍に目配せして体育館に向かう。


「おはようございます」


「おぉ、おはよう。

柏木、月島」


「おはよ」


「お、おう」


3年生はすでに来ていて、ストレッチをしていた。


「おはよう、波瑠ちゃん」


「おはようございます」


「はざーっす‼︎

潔子さんっ、朝から会えて嬉しいっす!」


「…」


手を広げる西谷先輩を無視する清水先輩。
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp