第19章 過度なスキンシップ
「日向寝るなよー」
ウトウトしていた日向が菅原先輩に注意された。
「あれ…?」
ボトル1つ多いような…。
「澤村先輩」
「ん?」
「ボトル1本多い気がするんですけど」
「え、本当か?」
「音駒か梟谷の忘れ物ですかね。
あとで連絡してみます」
「おう」
とりあえず、よそのもまとめて全部洗う。
「手伝うよ」
「あ、すみません。
緑下先輩」
「気にしなくて良いよ。
俺することなかったから」
掃除は1年が中心になってやってたから。
「これは私(マネージャー)の仕事ですから。
お気持ちだけ受け取っておきます」
「そっか、でも何かあったら言って」
「はい」
緑下先輩が去ったのを確認すると、連絡先の中から京治くんの番号を選び、かける。
『はい』
わずか数コール目で京治くんが電話に出た。
「柏木です、今少し良いですか?」
『大丈夫だよ』
隣から木兎さんのイビキが聞こえる。