第19章 過度なスキンシップ
音駒の皆を送ると、体育館に戻った。
「この数日、充実した良い時間を過ごせましたね。
ですが同時に身体にも負担をかけています。
皆の身体はまだ発展途上で出来上がっていません。
今日は早めに帰って、しっかり身体を休めてください」
「「え…」」
固まる2人。
「先生の言う通りだな。
今日はもう練習禁止、明日の朝練もだ」
「「はぁ⁉︎」」
「2人共、ちょくちょく身体休めないと壊れるよ。
数ヶ月バレー出来ないのと、たった半日出来ないの…どっちが良い?」
決まりきったことを聞く。
「「…半日」」
「守ってよね」
「「ワカッテル」」
絶対分かってないでしょ。
「破ったらもう練習付き合わないから」
「「うっ…」」
「扱い上手くなったな、柏木」
笑いごとですか、澤村先輩。
「まぁ、とりあえず軽く掃除して帰るか」
「私はドリンクを片づけて来ます」
「おう、頼むな」