第19章 過度なスキンシップ
「波瑠さぁーん、向こう戻ってもメールとかしますから!」
「男がメソメソすんなよ、気色悪い」
「山本、それお前が言えることか?」
「なんかごめん、最後まで煩い奴らばかりで。
本当お恥ずかしい」
「いえ。
賑やかで、ある意味良いと思いますよ」
賑やか過ぎるのはどうかと思うけど。
「またね。
今度は…ちゃんとした合宿で会おうね」
「そうだね。
その時は私にもトス上げてくれる?」
「少しだけなら」
「期待しとく」
「あの研磨が…女の子と普通に話してるよ…」
涙目になっている夜久さん。
「おーおー、研磨もそういうお年頃か?」
「違うし」
「隠さなくても良いぞ」
「隠してない」
2人共口喧嘩をしている。
皆どう注意しようか迷ってるみたいだ。
時間の問題もあるし、そうだよね。
「早くしないと遅れますよ」
背中を押してバスに乗せる。