第15章 看病
「俺らのとこって言ったってな…。
男連中の中に女子1人っていうのも不安だし」
と、2年生2人に目を向ける。
「大丈夫っすよ、大地さん」
「俺もノヤっさんも潔子さんしか、そういう対象として見てないっすから!」
でしょうね。
「廊下で寝させる訳にもいかんし、柏木さえ良ければ俺ら良いが。
端にするし、隣が……月島なら問題ないだろう。
1番心配なさそうだしな」
「お願いしても良いですか?」
「おぉ。
スガ、もう1つ布団出して貰って良いか?」
「それぐらい私がやりますから」
「大丈夫だべ」
「すみ…ありがとうございます」
「そうそう、お礼は大事だよ」
「はい」
「日向、もう少し入口側にずれてくれるか?」
「あっす」
「そしたら緑下、影山、山口、月島も少しずつずれてくれ」
「「「はい」」」
「すみません、ありがとうございます」
何から何までやって貰っている。