• テキストサイズ

薄桜鬼~ごめん、何回言っても足りない~藤堂平助

第3章 反対のこと


その夜俺は、お春の部屋に行った。


声もかけずに障子戸を開け、お春に近づいた。


「へ、平助さん...?」


少し怯えいる。


俺はお春の着物の帯に手をかけ一気に解いた。


「へ、すけ...さっ......んっんーっ!」


無理矢理口付けて、舌を突っ込んだ。
その最中に腕を帯で縛る。


「ぷはぁ...はぁはぁ...平助さん...?」


お春は今にも泣き出しそうな目で俺を見た。


俺は何も言わずにお春を押し倒して、柔らかいその胸を揉みながら、また口付けた。


「...んっ、嫌!!やめて下さい!!」


そう言うお春の口を塞ぐようにまた口付けると、下唇に痛みが走った。血の味がする。
お春が噛んだんだ。


「わ、私は...千鶴さんじゃありません!!やめて下さい!」


「...は?」


「だから、私は、平助さんが好きな千鶴さんじゃありません!!」


お春はついに涙を零した。唇には俺の血がついている。


なんで...なんで...


「知ってんだよ...。俺が千鶴のこと......」


「見てればわかりますよ...。」


意味わかんねぇ。俺、そんなわかり易いかよ...。でも...


「今は、そんなこと関係ねぇ。黙ってろよ。」


また口付けた。血の味...。でもそんなのお構いなしに、お春の舌に舌を絡ませた。


「......んっ、んん...」


お春がまた余計なこと言わない様に、口付けたまま、愛撫を始める。


胸の先を触っていると、すぐに固くなった。


「んっ、はぁ、はぁ...。...あっ、ん...」


唇を離して、お春の顔を見てみると、快感で顔を歪ませている。


「感じてるのか?」


「あっ!!」


胸の先を少し強く摘んでみると、お春はその強い刺激に顔を歪ませて鳴く。


「ちっ...ちがっ、ぁん...」


お春は顔を赤くし、否定するが身体は正直に反応する。


「嫌とか言ってる癖に、感じてるわけ?」


俺の下で目をギュッと瞑り、首を横に激しく振る。



/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp