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✱でもきっとハッピーエンド✱【BLEACH】

第43章 Around-宮殿巡り-




「…いいのですか蒼生様?」



「何がだ」



「このまま黒崎一護を追い返して」



「仕方ねえだろ。全て梨央の指示なんだから」



「“どんな手を使ってでも黒崎一護を追い返してくれ”。妹君はそう仰った。彼女は彼の友達なのに…随分と冷たく突き放すんですね」



「“友達だから”だろ」



「なるほど。やはり妹君は優しい方ですねぇ」



したりはニコリと笑った。



◇◆◇



「行ったか…」



一護の霊圧が霊王宮から消えたのを感じて現世に追い返されたことを知る。



「…今のままじゃダメだいっちー。キミは自分が浅打に選ばれないってコトが浅打を持たずにこれまで戦ってこれたってコトがどれほどのコトなのか解っちゃいない」



空を見上げる。



雲一つない、快晴に恵まれていた。



「立ち戻る必要があるのさ、自分のルーツに。そしてキミは自分の過去(ルーツ)を知らなきゃいけない。たとえルーツを知って戻って来れなくなったとしても」



◇◆◇



その頃、現世に追い出された一護は父親である一心と会っていた。



「…前に言ったな。お前俺に、俺が話してもいいって思う時まで待つってよ────今がその時だ」



彼は知ることになる



自分の過去を……。



「よく聞けよ。お前は死神じゃねえ。だが、ただの人間でも無え。一護、お前の母さんは─────……」


































『大丈夫!?大丈夫ですか!?』



『ああ…い痛て…すまねえ助かったよ…情け無えな…隊長とあろうもんが女の子に助けられるなんてよ…』



『治します、じっとして』



『ああ…しかし…あいつを一人でやっちまうとは…嬢ちゃん一体何者だ…?』



『────私は黒崎真咲、滅却師(クインシー)です。』



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