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✱でもきっとハッピーエンド✱【BLEACH】

第22章 サンケタ ト ハクダツ




「あ、落ちた。」



「「…………………」」



「あははー痛そ〜」



「えっと…おーい…大丈夫かー…?」



煙が立ち込める中、一つの影がゆらりと動く。



すると煙の中から人差し指がサッと出て梨央達を指す。



「ジャ────ン!!!」



Σびくぅ



「ジャンジャンジャンジャンジャンジャ───ン」



「ずっと言い続けてたら噛みそう」



「コメントが冷静だな」



「ジャンジャ…ゲッホ!ジャーンジャン…ゲホッ!ゲホッ!ゲ────ッホゲホッ!ジャ…ハ────ン…ヘイッ!!!」



「ゲホゲホうるさいな」



煙が完全に消えると変な男が妙なポーズで登場した。



三人はなんとも言えない顔で男を見ている。



「何だそのリアクションは!?」



「イヤだって…」



「何だそのリアクションは!?
何だそのリアクションは────っ!?」



「ウルセーな、何回も言うなよ」



「ダメだよいっちー。こういう変質者は何をするか判らないから無視しないと」



「それもそうだな」



「待て待てーい!!誰が変質者だ!?」



「え、違うの?」



「このドルドーニ様の華麗な登場シーンを目にして尚!」



「華麗にってオマエ今足ふみ外したじゃねーか」



「間抜けだねー」



「Σまぬ…!?そ、そのような平静を装うとは!」



「装ってねーよ。ガチで平静だよ」



「もうちょっと面白さが欲しかったな〜」



「面白さとは何だ!!ていうか横の小っこい奴!
せめて視線を吾輩に合わせろ!!」



ネルの視線は上の方を向いている。



「フン…まあいい。その辺は吾輩と貴様達のセンスの差というやつだ…これから倒される貴様等には関係のないこと…。さァ覚悟せよ死神!破面No.103!このドルドーニ様が!!貴様達をここで叩き潰してくれる!!!」



「…103…?
なんか…えらく数字多くねえか…」



「…そっスね」



「数字持ちは2ケタとかって言ってなかったか?」



「そっス、2ケタのハズっス。
3ケタなんて聞いたことないっス」



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