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【薄桜鬼】貴方と紡ぐ四季の唄

第4章 冬。


空気が冷たいからだろうか。
一さんが傍にいるからだろうか。
隣にいるだけで温かく感じる。

「雪だるまを作っていたのか」

作り上げた満足感が込み上げてきて、はいと笑顔で答えた。
寄り添うように二つ並べて作った雪だるま。
自作だからか可愛く感じる。
出来上がったばかりの雪だるまに習ってぴったりと一さんに寄り添った。
空気を伝って感じた温かさがじかに伝わってくる。

「仲良し、ですよ」

温かさが頬にまで伝わったようだ。
降りしきる雪のおかげでかじかむくらい寒いというのに頬が熱い。
少し大胆だっただろうか。



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