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【薄桜鬼】貴方と紡ぐ四季の唄

第3章 秋。



川辺で水のせせらぎを聞きながら、鮮やかな紅葉に囲まれて食事を頂く。
なんという贅沢だろう。
想像して頬を緩ませた。

「それは楽しみだ」

楽しみにしているのは自分だけではないと分かって、嬉しさは倍増だ。

今まではなんとはなしに過ごしてきたが、秋は私が一番好いている季節である。
それを知ってか知らずか、わざわざ予定を入れてくれた一さんに感謝だ。

そっと一さんの手に己の手を重ねた。
じんわりと体温が移って温かい。
うきうきと弾む心に任せて、にっこりと一さんに向かって微笑んだ。
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