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夜の少年達【HQ】
第6章 『初夏の日は落ち行く。』菅原孝支
オレンジ色の夕日が差し込む教室。
『もうそろそろかな…』
時計を見上げると6時半を少し過ぎたところ。
机の上に置かれた教科書とノート、筆記用具を仕舞おうと鞄を広げると、青い袋がかさりとなった。
今日は6月13日。
私の待ち人…菅原孝支の誕生日。
ほら、ぱたぱたと走ってやってくる。
私の好きな人。
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