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夜の少年達【HQ】

第38章 『S系女子の捕獲』 日向翔陽 R18





「すき。」


「すき。」


何度言っても足りない。


「翔ちゃん、知ってる?
私のスマホの連絡先、ほとんどなくなっちゃったよ。」

童貞食い、なんて言いながらセックスしていた男の子達の連絡先は全部消したの。


がり。
強く齧られたそこは、じりりと痛んで気持ち良い。


「好きな人とするセックスが気持ち良いってわかっちゃったから。」

「夏乃ちゃ…」

立てた歯を収めた翔ちゃんの方を見て口付ける。

「すき。」

「あいしてる。」

しっかり目を見つめて口付けるとおもむろに左手を持ち上げられ、指に舌を絡められる。

「ねえ、夏乃ちゃん。」

呼ばれた名前。
不意に痛む指。
左手の薬指の付け根に、翔ちゃんが齧り付く。

「ここの予約、してもいいんでしょ?」

左手の薬指についた跡。

それは指輪のようで、
上目遣いで私の瞳を覗く翔ちゃんに、私はOKの意味を込めて唇にキスをした。





捕まえたと思ったけれど

捕まえられたのは私の方だった。



すき あいしてる





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