第36章 『残業終わりの甘い誘惑 後編』黒尾鉄朗 R18
ぱしゃりと水音を立て抱きしめられた腕の力。
それが心地よくて身体を預ければ、ふと気付く違和感。
気のせいだろうか…
腰に、当たっている。
「黒尾課長…?」
「ん?何?」
「あの、腰に…」
「ああ、当たってる?俺の。」
私が気付いてるとわかったとたん、課長は硬くなったモノを私の腰にぐりぐり当てる。
「もうシませんからっ!」
昨日沢山シたでしょう⁈
そう言って課長の腕から抜け出そうとするけれど、課長の手は早くも私の良い所に回る。
「っ!だめぇ!」
「駄目って言ってるけど身体びくびくしてる。それにココ、お湯じゃないよね?」
数時間前まで課長を受け入れていたソコは、刺激をすればすぐに快感が湧き上がり、洗い流したはずの愛液をまた溢れさせている。
「俺は好きなヤツなら何回でもシたいんだけど…
駄目?」
いつもより乱れたその姿がやけに可愛く見えた私はもう貴方の虜…みたい。
「駄目じゃ…ない、デス…」
歳上課長は甘え上手
私の気持ちに付けこんで
いつもは見せない
裏の気持ちを見せる
それでも憎めないのは
貴方が好きだから。
「そのかわり、優しく、してください。」
そう言うと、黒尾課長は返事の代わりにくくっと笑った。
end