第30章 『私を1度、満たしてください。』灰羽リエーフ R18
あー、ムラムラする。
生理が終わった数日後、ホルモンの影響か体のむらむら…モヤモヤが治らず、私は1人悶々としていた。
彼氏である京治は、職場で大きなプロジェクトの担当を任されたらしく、朝早くから出勤、帰宅は終電。
同棲している家に寝に帰るだけの生活をここ数カ月過ごしている。
毎日食事をとりながら寝そうになるほどつかれている京治。
お風呂なんて朝慌ててシャワーを浴びて出勤。
唯一のお休みである日曜も日によっては休日出勤、それがなければ一日中眠っている。
そんな京治に「ムラムラしてるから抱いて。」なんて言えるわけもなく…
ついついスマホで検索してしまったのは出会い系。
一度だけ
ただ一度満たしてもらえればいい
そんな出来心で、サイトに登録し募集をかけた。