第29章 『教室の秘め事〜0818〜』 灰羽リエーフ R18
久しぶりの登校日。
全日程が終了、昼には解散。
久々に再開した友人たちは遊びや部活で日焼けをして真っ黒。
部活が室内競技の俺。
学校に来るとき以外陽に当たらない俺の体はほとんど日焼けもなく、真っ白だとからかわれてしまった。
まあ、元々ロシアの血が入っているから余計に白く見えるんだろうなとは思うんだけど…
「はいばー!今日部活ねーんだろ?たまにはカラオケ行こうぜー!」
エナメルバッグを背負い帰ろうとした俺に、クラスメイトの野村が声をかけてきた。
野村の周りにはクラス内外の男女が7〜8人。
「わりい!これから用事あるから、また始業式な!」
用事があるからと断りを入れると、俺はそのまま走って教室を出た。