第28章 『朧月の夜。』 嶋田誠 R18
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「ごめんって、夏乃ちゃん。」
「知りません。」
あのあと、事後の余韻に浸ることなくベッドに運ばれた。
”酒入ると止まんなくて”
言い訳のように言われながらそのあと朝方、外がやや明るくなるころまで私の身体は嶋田さんに貪られた。
起きて、ふと目を覚まし時計を見れば時刻はお昼を少し回ったところ。
隣には服どころか下着も履かず、私の寝顔を堪能してた…らしい嶋田さん。
やっぱり夏乃ちゃんは可愛い
朝のおはようの後に言われて一気に赤面。
ぷいと横を向くと、そっと手首を掴まれる。
優しく導かれたのは昨日散々私のナカを犯した肉棒。
昨日沢山出したのに、寝起きだからかゆるく立ち上がっていた。
「おじさん、朝から元気でしょ。」
「っ…昨日あんなにシたのにっ!」
慌てて肉棒から手を離そうとしても、意地悪な嶋田さんは私の手を離そうとしない。
「そう。”コレ”でいっぱい突かれて何回もイかされたのは夏乃ちゃん…だよね?」
「っ…知らないっ!嶋田さんの意地悪っ!」
「意地悪ついでに朝から頑張ろうか?
おじさん、夏乃の可愛い顔見るためなら頑張れるから。」
ただ触れてるだけなのに、いつのまにか肉棒はしっかり硬くなり、昨日の行為を思い起こさせる。
「…っ嶋田さんのえっち!」
「でも好きでしょ、俺のこと。」
昨日、ずっと言ってたもんね?
私の身体に覆いかぶさりながらそう呟く嶋田さんはいつもより少しだけ意地悪な顔。
「……すき…ですっ…」
そう、恥ずかしいながら伝えれば、嶋田さんは私の上でふにゃりと笑った。
「俺もだよ。夏乃ちゃん。」
ふにゃり、笑った顔は昨日見た朧げな月に似ている。
「…っ、今日は一回だけですよ?…誠さん…」
この笑顔には一生勝てないんだろうな。
そう考えながら、私は上から降ってくる優しい唇を、そっと受け入れた。
end