第3章 『宵闇の桜』赤葦 京治 Ｒ18

3月末。

新しい部署に配属されることが決定し、歓送迎会に呼ばれた。

お酒は好きだ。

深酔いしなければ円滑なコミュニケーションの道具になる。


先輩から勧められるがままに飲んだ。


アルコールが体に染み渡る。


やっぱりお酒っていいなー。







「夏乃ちゃん大丈夫？1人で帰れる？」


『大丈夫ですよ！帰れます！』


そういい、心配してくださった先輩に挨拶をしてわたしは帰路に着いた。