第24章 『とろけるチョコは恋の味♡』木葉秋紀 R18
「ごめんなさいっ!」
ベッドに座る私の下。
床で土下座をする秋紀。
『…知らない。』
っていうか秋紀…
出しっぱなしになってるふにょふにょのムスコ、仕舞いなさいよ…
唾液と愛液で汚れた下着とタイツ。
体液まみれのニット。
ニットは特にお気に入りだったから泣きそう…いや泣いた。
『秋紀のばか。』
「汚れた服はクリーニング代出すっ!いや、出しますっ!」
そう言って頭をさげる秋紀。
『じゃあ…』
私がぽそりと言った言葉に顔を上げた秋紀は泣きそうな顔。
『ホワイトデーに春物買うの付き合って?それで許す。
あと、秋紀の卒業祝いも。』
泣きそうな顔は惚けた顔になり、そして笑顔になる。
「俺が夏乃さんに一番似合う服選んでやる。」
この笑顔。
紅葉のように頬を染めて笑うこの顔が好き。
『チョコフォンデュ…だいぶ少なくなっちゃったけど…やろっか?』
秋紀の笑顔で、私の顔も笑顔になった。
甘いチョコもいいけれど、
たまのビターの刺激もいいの。
でも、普段はミルクチョコみたいに
とろとろに甘やかしてね♡
end