第18章 『貴方の瞳を見つめるだけで。』 孤爪研磨 R18
白濁の処理をした研磨は、私の横に転がる。
「疲れた…」
さっきの男らしい顔は何処へやら。
一気に無気力少年に逆戻り。
『もう…』
そんな研磨が可愛くて研磨の頭を撫でていると、遠慮がちなおなかの音。
「お腹すいた…」
珍しい。
研磨のお腹すいたコール。
『じゃあ、アップルパイ切り分けてくる。』
「ん。おっきく切って…」
『了解。』
私は手早く服を身につけると研磨にキスを落とし、部屋から出た。
さっきの男らしい研磨も大好きだけど、「美味しい…」って微笑む研磨も大好き。
アップルパイ、どのくらい大きく切り分けようかな。
身体のだるさと腰の痛みを気にしないようにしながら私は研磨の笑顔を求め、キッチンに向かったのだった。
end