第18章 『貴方の瞳を見つめるだけで。』 孤爪研磨 Ｒ18

身体を小さく丸めながら弾む息を整える。

「夏乃…」

いつの間に纏ったのか避妊具をつけた研磨の肉棒が私の入り口を行き来する。

くちゅくちゅと音が聞こえ、自分がものすごく感じていたことがわかって恥ずかしい。

「俺も…」

『うん。研磨…きて？』

そう言いながら体制を変えようとした。


けれど…

研磨は私の足を掴むとそのままの体勢のまま肉棒を私にねじ込んだ。

横からの挿入。

いつもと違う感覚に、ぞわり、肌が泡立つ。

『けん…まぁ……』

「これ、きもちいい。夏乃もきもちいい？」

必死に首をひねり研磨を見る。
きもち良さげに私を見る目線だけで身体中の血液が沸騰しそうなくらい気持ちが高まる。

『けんまっ…ねっ…ぎゅーしたい…ぎゅー…して？』

途切れ途切れに伝えると、研磨は私の足をうまく抱えながら私を動かし正常位の体勢にする。

「あんまり可愛いこと…言わないで…」

研磨は私の足を抱えながら、ラストスパートをかけるようにスピードを速める。

いつのまにか指が絡むように手を繋がれ小鳥がついばむように口付けられる。

『けんまぁ…も…っちゃ…』

「おれも…いいよ？…一緒に。」

肉芽をぐりっと捏ねられ、身体は高みに上り詰めナカに収まる研磨を強く締め付ける。

私は研磨に気づかれないように目を開ける。






研磨の達する時の顔が好き。

色っぽい男の人って顔がすごく好き。

自分の快感なんて御構い無し。

この顔を見るだけで私がイっちゃうこと、きっと研磨は知らない。





視覚、聴覚。
体全体で研磨を感じながら、私は達した。