第4章 痛い 【トド松】*
ト「はいっ!これチョロ松兄さんのパーカー」
「あっ、ありがとう…ご、ございます…」
ヤバイ…ちょー緊張する。
着ていいのかな?いや着るべきだよな…夢の中だと言っても胸がおかしくなりそう!
そうしてうちはチョロ松くんのパーカーを着終わった。
「意外と大きい…」
ト「そう?ていうか君はどうしてパジャマ姿だったの?」
「ちょっと家を追い出されちゃって…」
ト「ふぅーん。じゃあここでゆっくりしていけばいいんじゃないかな?」
「えっ?!いいんですか?」
ト「もちろん。僕たちの家の中で女の人は母さんしかいないから君みたいな女の子は大歓迎だよ♪」
「あ、ああありがとうございます」
ヤバイ顔に熱が集中してる…。
こんな事言われたの始めて…
なにより女の子って…
今まで変なあだ名でしか呼ばれたことなかったから…
ト「ところで君の名前は?」
「あ、まゆと言います!」
ト「可愛い名前だね♪僕はトド松。
気軽にトッティーって呼んでね」
「は、はいっ♡」
可愛いいいいあざトッティーや…。
とか思いながらそんなこんなで
うちはトッティに打ち解けて
楽しく会話することができた。
ト「てか君って彼氏とかいるの?」
「全然!出来たことすらないです!」
ト「じゃあキスとかもしたことは?」
「ないです!!」
その瞬間トッティはニヤリと口角を釣り上げ
ト「僕ってねこの兄弟の中でも末っ子なんだよ?」
「は、はぁ。」
意味がわからない事を言われ
いきなり手首を掴まれて倒された。
いわゆる床ドンってやつ。
「えっ、ちょ、ええええっ?!
トッティ?!!まっ、」
ちょ、ちょ、ちょ!夢の中ですけど?!