第7章 まだ
数歩歩いただけで場面が瞬間移動した。
そしてうちはいつの間にか
あの路地裏にいた。
「イッチ…」
思わず名前を呟いてしまった。
目の前にいるイッチに向かって。
一「!?誰、あんた…」
「えっ、あ、まゆって言います!」
一「…じゃあイッチって誰?」
「一松くん…」
一「は?こんなゴミクズに呼び名つけるとか趣味悪」
「す、すみません!!」
一「大体なんで僕の名前を…」
「有名な六つ子がいるって噂に聞いていたもので…」
一「ふぅーん。じゃあさよなら」
ち、ちょっ、せっかく推しに会えたのに!!
「ま、待って!」
思わず一松くんを呼び止めた。
一「なに?」
ギロっときつい目付きで睨まれる
あぁ…最高…!
君の瞳にかんぱーい///
一「じゃあ僕はこれで。」
え、ちょ!はやっ!
「ま、待って!」
一「…?」
「こっ、この、この後どっか行きませんか?」
きゃー///言っちゃった!
一「うん…いいよ」
え、あ、あっさりとオッケーされた?
一「ついてきて。」
と、リードされる。
あぁぁぁ?!なんかいつもと違う!
と、思いながら数歩ぐらい歩くと
場面が瞬間移動して
あの
家の前になった。