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黒子のバスケ*Short Stories2

第9章 ボーイズトーク*赤司*紫原*氷室


<赤司>

世間がお盆休みに入り、休みムードになっている夏の日。

遠方の高校に進学した仲間たちが帰省するとのことで、集まってバスケでもやろうかということになった。

厳正なるくじ引きの結果、同じチームになった赤司・紫原・氷室の3人は次の試合まで待機していた。

「敦、休憩の度にお菓子を食べるな。」

「えー。だって暑いしー、動くからお腹空くしー。」

「アツシ…アイス5個目だぞ。お腹壊すよ?」

2人から指摘されて剥れる紫原は、ふと何かを思い出したかのように赤司に尋ねた。

「赤ちん、そういえば今日ちん来ねーの?」

「ああ、もうすぐ来るよ。場所は伝えてあるし、専属のマネージャーにはいてもらわないと困るからね。」

「もー!誰がマネージャーよ!」

聞き覚えのない声が飛び込み、聞こえてきた赤司の後ろの方向に目をやると一人の女の子が立っていた。

「、早かったね。」

「私がいるのわかってて言ったでしょ。…意地悪。」

少し唇を尖らせて拗ねているに、紫原はのんびりした口調で声をかけた。

「ちん、久しぶりー。」

「むっくん!…と氷室さんでしたっけ?こんにちは!」

は表情をころりと変えて2人に笑顔を向けた。

「…!何故俺の名前を?」

「去年のWCで大活躍されてたじゃないですか。征ちゃんからも今日のチーム分けの話聞いてましたから。」
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