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黒子のバスケ*Short Stories2

第40章 Merry Christmas!2013*青峰*


明日はクリスマスイブ。

そんなこと関係なしに冬休みといえども部活はある。

まぁクリスマスとか恋人たちが盛り上がるイベントに全く興味がなさそうな彼と、必然的に一緒にいられるから良しとしよう。

…なのに、何で私は寒い寒い屋上にいるのでしょうか。

「大輝!また部活抜け出して…もう!」

「あ?…もう見つかっちまったか。」

練習には出るようになったけど、たまに怠くなると大輝は抜け出す。

それを連れ戻すのはマネージャーであり、彼女でもある私のお仕事。

「明日、皆でクリスマスパーティーしようって話覚えてる?ちょっと早く終わるみたいだし、頑張ろうよ。」

「あぁ、そうだったっけ…。めんどくせぇ…。てか、お前相変わらず手冷てーのな。」

大輝は私の手に触れ、自分の両手で私の手を覆った。

「何で大輝外にいたのに、手暖かいの?」

包まれた私の手は大輝の熱を吸収して、じわじわ温もりを取り戻していった。

「俺体温高いんだよ。…さみぃな。そろそろ戻るか。」

大輝はやっぱりクリスマスなんか興味なさそう。

「二人で過ごそう」とか言ってくれないし。

…ちょっとだけの期待も捨てた方が良さそう。
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