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黒子のバスケ*Short Stories2

第33章 Merry Christmas!2013*赤司*桜井*


<赤司>

学校は冬休みに入り、クリスマスにお正月と楽しいイベントが目白押しの年末。

そんな中で高校バスケにおいてIHと並ぶ大会であるWCが東京で開催される。

東京で…ということは、当然彼は京都から東京に帰ってくる。

それだけで胸は弾むし、彼が忙しいのはわかっていたから、せめて帰省している間どこかで二人で会えたらいいなって思っていた。

試合がある日は見に行く予定だけど、彼はチームの皆と一緒にいるし緊迫した雰囲気だろうから会えないことはわかっていた。

「クリスマスは二人で過ごそう。」

彼からのメールを見て、予想外の展開に驚いた。

どうやらイブは試合があるけど、クリスマスは一日見学のみらしい。

忙しない中でも恋人同士がはしゃぐイベントを覚えてくれていて、誘ってくれた優しさに胸がとくんと音を立てた。

「クリスマス」というだけで、その日は何故か特別な一日になる。

「勿論だよ!早く会いたいな。」

メールを返すと、すぐに彼から返事が来た。

「僕もに会いたいよ。」

文字だけでこんなにドキドキしてしまうのは、相手が征ちゃんだから。


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