第32章 君と聖夜を過ごすのは*キセキ*
12月の予定表が出来て、部員たちに配布される。
勿論マネージャーの私にも。
すると、予定表を見た部員たちがざわめき出した。
「え…これマジっスか?」
「へぇ…いい日を選んでくれたもんだぜ。」
「そうですね。世間はお祝いムードですからね。」
「やったー。ケーキいっぱい食べれるー。」
「…赤司、間違いではないのか?」
「間違いではない。12月25日は練習を休みにする。」
クリスマスにお休みだなんて!
去年は平然と1日練習にされたのに。
どうしよう!何しよう!
わくわく心踊らせていると、何やらキラキラしたお顔が私の顔を覗き込んできた。
「っち!っち!クリスマス俺とデートしてほしいっス!」