第2章 抱えこむな
「聞いたぞミツヒデから」
「‥同情はいりませんから‥」
「俺はお前を心配しているんだ」
ゼンはそういうと里奈を抱きしめた
「俺にはお前の気持ちがわからないかもしれない‥でも一人で抱えこむな!」
「‥不思議な人ですねあなたは‥今までの人は同情しかしてくれなかった‥」
「お前の夢や憧れはきいている」
「え?」
「王子様に会いたいんだろ?」
ゼンがそういうと里奈は赤くなった
「俺がお前の王子様になろう」
「ありがとうございます‥」
「あとゼンでいいからな!」
「‥はい!」
「やっと笑ってくれたな!里奈」
「最近笑えてなかったかも‥」
ゼンは里奈が身につけていた剣が気になった