第6章 お見合い
そしてお見合いが始まった
形だけとはいえ里奈は緊張していた
「ゼンと仲がいいそうだな」
「はっ‥はい。」
「緊張しているのか?」
「すいません‥お見合いはした事がないので」
するとイザナ殿下は里奈に顔を近づけてきた
「赤い髪‥珍しいな‥」
イザナ殿下は里奈の髪を触り始めた
「主?どうかしました?」
ゼンはオビと遠くから里奈とイザナ殿下を見ている
「いやただ‥里奈の髪を触りすぎではないか‥!」
「嫉妬してるんですか?」
「まぁな‥」
イザナ殿下は里奈の頬を触り始めた
「あの‥」
「試してみよう」
イザナ殿下はそういうと里奈を地面に押し倒した
「兄上!!」
ゼンは慌てて走ってきた
「主!待ってくださいよ」