第6章 お見合い
「変なやつら?」
「どんなやつらかは知らんがそいつらがゼンを殺そうとしたんだろうな。良かったな死ななくて」
「はい。里奈が止めてくれました。あの時里奈が止めてくれなければ俺は命を落としていました」
「その子が里奈か?」
「初めまして‥里奈です」
里奈は頭を下げた
「そうだ‥ゼンそろそろ妃を考えてもらわないとな」
「わかっています‥」
「誰にする気だ?」
「妃にしたい人はもう決まっています」
「そうか‥里奈とお見合いをしてもよいか?ゼン」
その言葉に里奈とゼンは驚いた
「まさか‥」
「形だけだから心配するな」
「いつ‥やるのですか?」
「今からだ」
「わか‥りました」
「ゼン‥」
「すまない里奈‥何かあったら俺が止めに入る」
ゼンは耳元でそう囁き部屋を後にした