第3章 どう思ってる?
「くそ‥お前らひくぞ!」
「待て!」
オビは追いかけようとしたがゼンが止めた
「里奈大丈夫か?」
「大丈夫です‥すいません‥ありがとうございます‥」
「どうした里奈」
里奈は悔しくて泣いていた
「守れなかった‥自分で守れなかった‥」
「何かあったら俺やオビ達が守ってやる‥それじゃダメか?」
「お嬢さん落ち着いて」
「私‥いつも自分で守ってきたから‥」
「お嬢さん‥自分で守るしかなかったんじゃない?」
里奈はその言葉に黙ってしまった
「部屋まで送るぞ」
「ありがとう‥」
「何かあったら言ってくれ」
里奈はゆっくり頷いた
「それじゃまた後でな!」
「うんまた後で」
ゼンは部屋を後にした