第3章 どう思ってる?
「ゼンは里奈のことをどう思ってるんだ?薬剤師が足りないとか嘘なんだろ?」
ミツヒデのその言葉にゼンは足を止めた
「‥やはりバレていたか。ミツヒデの言うとおりだ。どうしたらいいか考えたんだ」
「それで里奈をこの城につれてきたんだね?」
「あぁ‥里奈が俺の事をどう思ってるかはわからないが俺は里奈が好きだ」
ミツヒデとキキは顔を見合わせ微笑んだ
「あ‥里奈には内緒な?」
「わかってるって!」
その頃里奈は部屋で本を読んでいた
「この本わかりやすいな‥」
里奈は部屋に飾っていた写真にふと目をやった
「これでよかったんだよね‥?」
里奈は昔の事をふと思い出した
「あの時は薬屋を一緒にやろうと思ってなかったんだよね‥」