白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第9章 INEVITABLE-必然の運命-
「これからも俺の
言う事は全部聞いてね?
でないとバラすよ?
明光くんに迷惑かけたくなかったら
大人しくペットしてるんだね
その代わり
盛っても文句言わないから♫」
ヨシヨシと頭を撫でて
「今度は何されたか教えてね?
返事は?」
耳元で声が響く
話したらダメなのは分かるのに
余計に弱味を握られるだけなのに
『わん…』
私はこう言うしかない
満足気に高笑いを残して
マコトが去って行く
明光くんが来たのは
それからしばらく経ってからだった