白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第1章 ANOTHER STORY-もうひとつの物語-
「姫凪に会いたくなった」
また無意識に口をついた言葉に
『…!嬉しい…明光くん…大好き』
姫凪があのキラキラした顔で
俺の身体にしがみつく
「大袈裟だって(笑)」
頭を撫でると
『明光くんが来てくれて
姫凪嬉しかった…
忘れられてるかもって
思ってたから………』
更にギュってしてくる
声は掠れて泣きそうなんだと思った
誰が忘れるかよ
お前は俺にとって
もう妹みたいなもんだ
家族を忘れるわけねぇだろ??