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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第22章 VOID-からっぽの- 


数分後。

「姫凪さん。
ゴメンナサイね。」

女の人の声が
耳に届く

その人は私が帰った事を
ママに知らせたと言った

知らせないと怒られるし
クビになるからって。

マコトにも逆らえないって。

守れなくてゴメンナサイって

チャント聞こえるの
でもお返事出来ない。

私の声は無駄。
何を言っても誰にも
掬いあげて貰えない。

声を出そうとする度に
誰かにそう囁かれたように
喉が詰まって声が出なくなる
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