白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第22章 VOID-からっぽの-
「オマエ可哀想だな。
必死で守ろうとしたオトコは
他のオンナを醉がらせて
それでも足りない分を
補う為に
好きだとか愛してるとか
言われてるだけなのに
信じて処女まで捧げてさ?」
イヤ…違う。
ヤメテ…イタイ……
「見ただろ?アイツは
オマエなんか好きじゃない
今頃さっきの色っぽいオンナに
ぶち込んでんじゃね?
オマエに言うように
甘い声で"好き"って言ってさ?」
クルシイ…タスケテ……
誰か…
誰が?
私には……誰も居ない?