第20章 TINY-ちっぽけな-

「やっぱ車で来りゃ良かった（笑）」

姫凪を連れて来たのは
小高い山　

眼下にはキラキラと街明かりが
広がってる

と、言っても
夜景と呼ぶにはお粗末で
気休め程度の華やかさだった

『ううん！綺麗！綺麗よ…』

それでも姫凪は
嬉しそうにソレを見てる

「今度はもっと
綺麗な所連れて行く
星空とかも良いか？
姫凪が好きそうなの
調べててやるよ」

だから、笑って？