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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第20章 TINY-ちっぽけな-
「塀…は…
姫凪が無理か…
姫凪、おぶさって?
このまま壁づたいに
正面から抜ける
二人で走るより多分
目立たないし早い」
お姫様抱っこの方が
ムード出るけど
今は質よりスピード!
姫凪をおぶって
門扉を抜けて
夜の道を走った
息の上がる姫凪を
気にしながら
目的地まで数十分
ノンストップで駆け抜けた
姫凪の
不安を振り切りたくて
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