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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第20章 TINY-ちっぽけな-


『明光…くん…泣かないで…』

「じゃあ、開けて?
窓ガラス邪魔…
届かねぇ……」

窓ガラスに手をついて
姫凪を真っ直ぐ見つめると
姫凪の手が窓にかかる

開けて?

遠いんだよ
邪魔なんだよ

俺らの間にこんなのあるとか
おかしいだろ?

ソロソロ開いていく窓

開いた隙間から手を伸ばして

姫凪身体を引き寄せ

「ただいま。いー子にしてたか?」

胸に押し付けた頭を
優しく撫でて

ギュッと抱き締める
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