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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第20章 TINY-ちっぽけな-


「開けて?」

早く出ておいで?
可愛い顔見せて?

俺の姫凪? 

『あの…姫凪…
出れない…』

カーテンの向こうで
震える声

え?なんで?

話せるって事は一人だ

なのになんで?

「姫凪?
出て来いよ?
いや、顔見せるだけでも良い」

顔すら見せてくんねぇの?

『もう…寝る…のよ…
明日、早く、て。』

苦しそうに
言葉を詰まらす姫凪に
ザワザワと背中が寒くなる
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