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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


『え…!?コレ蛍くんの!?
ゴメン!脱ぐ!!』 

思わず口走る私に

「はぁ?!バカなの!?
もう、別にいーから着てろよ!」

蛍くんの声は益々
イライラしていく
頼みの明光くんは
声を殺して笑って
さっさとお風呂いっちゃうし
どうしよう…
蛍くんメッチャ怒ってるよね?

『蛍くん、ごめんね?えっと…
脱い…じゃダメだから…洗って返す!』

「あっそ…」

ほらー…凄く冷たい

『あ!アイロンもかけるよ!』

「ふーん…」

まだ怒ってるー…

『…だから怒らないで?ごめんね?』

「あのさ、別に怒ってないし
そんな顔されたら僕が虐めてる
みたいだから止めてくんない?」

でも怒った顔してるし
怒った声だから
不安になるじゃん
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