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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


「蛍の名前と声だけでナカ
こんなに反応してるし…」

チッと舌打ちが聞こえて腰の動きが
どんどん早く荒くなる
声を殺すのがやっとで
何も言えなくて
ポロポロ涙があふれる

「泣くなよ…」

泣かしたのは誰…?
明光くんのバカバカバカ!

でも私は確かにこんなに感じてて
イヤだ…もう何がなんだか
わからない……
私の心が空っぽになっていく
快楽だけを求めるように
明光くんに合わせて腰が動く

「俺のせいだよな、ゴメン」

私の気持ちを察したのか
明光くんの言い
動きが穏やかになった
緩急をつけられたことで
余計に反応する身体が恥しい
振り返り明光くんを見ると

え?なんで?そんな
悲しそうな顔してるの?
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