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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


『うーん…でも。悪いよ。
おばさん達も遅いしさ』

「気にすんなよ?」

『うーん…あ、電話…ごめんね』

着信先は住み込みのお手伝いさん?
田舎のご両親が倒れたから
今から看病しに帰る?
じゃああの家に今日私1人? 

やだ…絶対やだ……

1人ぼっちヤダ!

「姫凪?」

『あの…明光くん…本当に泊まっていい?
お手伝いさん今日…帰ってこれなくて…』

「いーよ?当たり前だろ?
泣きそうな顔すんな?俺が一緒に
寝てやるよ?」

明光くんが頭を撫でる

『うん…嬉しい…』

私はいつもお手伝いさんに
寝るまで傍に居てもらい
朝は必ず起こしてもらっている
1人で寝て目が覚めたら1人と言うのは
あまり良い思い出ではないみたい
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