第2章 過去
「別に?怒ってないけど?」
あ…これ…
『ほんと??』
「うん」
『ほんとーーーに?』
「だから、うん。て」
『ほん………』
「布施しつこいから」
『わーい!いつもの蛍くんだ!』
良かった!いつもと一緒!
私の大好きな蛍くんが居る
凄く嬉しくてまとわりついてると
「理解不能。風呂入ってくる」
蛍くんが呆れた声で
その場を去ろうとした
え?!もう行くの?
蛍くんお風呂長いし…!
明光くんなんかニヤニヤしてるし!
必死に話を繋ぐけど
あっさりリビングから
出て行っちゃった
明光くんを振り返るのがチョット怖い
「姫凪ー飯なに?」
『え?唐揚げ』
「いーね♫なぁ、ホント今日
泊まってけよ?」
ありゃ?普通?なーんだ。
私だけソワソワしてたのか
恥ずかし(笑)