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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


『さよならしたい』

本当はしたくないよ?

「イヤだ」

『もう決めたの』

わかってる只のワガママだって

「勝手に?」

『勝手に』

嫌われるかな…
それが1番辛いけど………

「俺はずっと好きだから」

『知ってる………』

明光くんならそういってくれるって

「ヒデェ女(笑)」

『嫌いになる?』

「ならねぇよ?姫凪
俺信じて待ってるから
お前がいつか俺とまた居てくれるの」

『ありがと…弱虫で…ごめんなさい』

明光くんの吐くセリフは
安易に想像出来たし
嫌われるなんて思ってなかったけど
【待ってる】とか言われるなんて
思ってなかった

その優しさが痛くて辛くて
嬉しくて………
大声を上げて泣いた

家族に置いて行かれても
泣かなかったのに
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