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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第4章 たかが恋?


「なんだよそれ(笑)
お前は悪くないから」

悪いのは狡い俺だよ

『明光はいつでも優しいね』

優しくねぇよ

「姫凪にだけな?行こう」

優しい奴は自分の好きな女を
過去に縛り付けたりしない

『うん』

手を繋いで部屋を出た

暗くなった道を前の車のライトだけ
見ながら走った

姫凪の顔は見れなかった
見るのが怖かった

きっと


今までで一番悲しい顔を
隠して無理して笑ってるのが
見なくてもわかるから
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